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2010年9月15日水曜日

LatexのCaptionのカスタマイズに関する防備録

以前,博論のときにチャレンジしようと思ったけど,その時はあえなく挫折
今年に入ったあたりから,Latexを使い出しました!
とは言っても,春頃まではお遊び程度で,最近になってようやく本格的に使えるようになってきました

といことで,今日はLatexに関する防備録
のなかでも,Captionのカスタマイズについて

Latexでは図表のキャプションを標準のまま出力すると,図表の区切りにコロン(:)が使われてしまうほか,図の場合にはFigureが使われてしまう。

例) Figure 1: AとBの関係について

ほかにも,長いタイトルの場合にはたらたらと改行されてしまうなど,美しくないことこのうえなかった

ということで,キャプションをカスタマイズすることに!!
カスタマイズの方法は,スタイルシートの情報をプリアンプルで再定義するなどの方法があるけど,今回はもっと簡単なcaptionパッケージを使いました。

参考にしたのはこちら
すずめのおどりあし


方法はプリアンプルで\usepackage[オプション]{caption}を書き込むするだけ

かんた〜ん!!


オプションについてはマニュアルを参照してください

いろいろ試した結果,下記の設定で使用することにしました

\usepackage[hang,bf,labelsep=period,figurename=Fig.\ , tablename=Table\ , singlelinecheck=false]{caption}


オプションについて
オプションもいろいろ設定できるけど,いまのところこれくらいでいいみたい。


hang は,キャプション中で改行したときにインデントする
bf は,キャプションをボールドにする
labelsep=period は,区切り文字(コロン:)をピリオド(.)にする
figurename=Fig.\ は,図のタイトルをFig.に変更する。このとき,空白文字が入っていることに注意
tablename=Table\ は,表のタイトルをTableに変更する。このとき,空白文字が入っていることに注意。この部分は,articleを使用しているときには必要ないかも。でもjsarticleやjarticleの場合には表となってしまうことがあるから,とりあえず修正しとく
singlelinecheck=false は,キャプションのセンタリングを解除する


あとは,図表のサイズに応じて,キャプションの位置をマージンで調整!!

\captionsetup{margin=50pt}
\mbox{}
\vfill
\begin{center}
\begin{table}[htbp]
\caption{キャプション}
\centering
\input{挿入するtexファイル}
\end{table}
\end{center}
\vfill


つまり,図表を挿入する直前で,任意のマージンを\captionsetup{margin=サイズ}で指定する。

これで一段と美しくなりました♪

2 件のコメント:

Totoron さんのコメント...

初コメです。

Texの世界へようこそ!論文や長い文章、それに数式を使うシチュエーションではTexはすごく便利ですよ。引用文献周りに手を出すともうやめられません。


GRASSとLinuxは残念ながら全然手をつけられていません......なんとか時間を作りたいところですが。

A Big Fish in a Little Pond さんのコメント...

Totoron様

初コメントありがとうございます!!
Texの世界は奥が深そうですが,確かにハマってしまいそうです。

おすすめのパッケージや設定がありましたら,ぜひとも紹介下さい。

今後ともよろしくお願いします!!